家具で有名な福岡県大川市。
家具業界全体としての傾向は富裕層をターゲットとする割合が増え、価格帯についても高価格帯の割合が増加している。そうした中、大川市の家具に対して高級感のイメージは、上位に位置しているものの一時期のトップブランドとしての地位にいないのが現状だ。
1980~90年代は、とにかく作れば売れるという時代だったこともあり、大川でも低価格な量産品に移行する傾向が見られたという。また技術力に定評があるため、大手のOEMを請け負ったことがブランド力の低下を招く一因にもなった。
大川ブランド再建のために、品質やデザインに基準を設けること・人材の育成を掲げて、大川家具業界が今後取り組むべき方向性を議論している。九州出身者にとっては、大川家具は今でも家具のトップブランドの一つとして認識されている。高い技術力で国内外の富裕層に愛されるトップブランドとしての再起が期待されている。
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