写真:©SAKURAO DISTILLERY
ウイスキーの代名詞だった山﨑(yamasaski)は最近では手に入らないものになっている。
ハイボールのブームからか、日本各地でクラフト蒸溜所の開業が盛んで、広島のSAKURAO DISTILLERYも例外ではない。SAKURAO DISTILLERYはジンとモルトウイスキーの新しい蒸溜所ではあるが新参のメーカーではなく、中国醸造という老舗メーカーだ。過去にウイスキーも販売されてたが、現在の製品のラインナップは焼酎、清酒、みりん等である。
現在の、大麦モルトはすべてスコットランドから輸入していて、その約半分がノンピート、残りの半分がミディアムピートで、クリーンかつ軽やかな味であることが想像できる。様々な複雑な製造システムによって、SAKURAO DISTILLERYが目指している甘味があって飲みやすい酒質が生み出される。
樽詰めされたウイスキーは、現在のところ蒸溜所と同じ工場敷地内の貯蔵庫に収められているが、ゆくゆくは、1970年代に国鉄が山陰本線の浜田駅と山陽本線の可部駅を結ぶ「今福線」の建設を進めたが、1980年に計画が頓挫した幻の路線のために掘られた2本のトンネルに貯蔵予定だ。約400mのトンネル内の気温は年間を通して気温が15°C前後、湿度は80%前後に安定していて貯蔵庫としては申し分ない。
今年製造を開始したばかりのウイスキー。熟成期間は最低でも3年かかるが故に、国内外のウイスキーファンにとっては待ち遠しい日々である。日本の洋酒文化と自然の豊かさを提供する蒸留所として、広島県産原料を使った初の純国産ジンや広島初のシングルモルトウイスキーを製造するSAKURAO DISTILLERYは富裕層だけでなく世界中で人気となるだろう。
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